FPによる『夢創造館』ブログ（静岡版）

こんにちは(^O^)／
ファイナンシャルプランナー小田切克子です！

1月28日、30日の二日間に分けて、
中日ショッパーさん主催のマネーセミナーが行われ、
講師を務めさせて頂きました。



実はこのセミナー、当初は1月28日一回だけの
開催予定でしたが、受付開始直後に定員に達し、
キャンセル待ちとなったため、急遽、
30日に追加で二回目の開催となりました。
ありがとうございました。

内容は、ふるさと納税、個人型確定拠出年金、
配偶者控除（いわゆる103万円の壁）の見直し等、
今話題の内容がてんこ盛り。
参加して頂いた方の意識も大変高く、
みなさん熱心にメモを取りながら聞いてくださいました。

中でも「103万円の壁が来年からどう変わるのか？」
という話題は、知りたい！と思われる方が多いようで、
改めて、「税制は人の心理を大きく動かすよなぁ。」
と思った次第。
（だからこそ、選挙の争点になりやすい…。）

配偶者控除（正確には配偶者特別控除）の見直しに
関しては、前から言われていることですが、
税金そのものより、ご主人の会社の配偶者手当とか、
奥さん自身の社会保険をどうするかということの方が
世帯の手取り金額に大きな影響を及ぼします。

最近は時代の流れか、配偶者手当より子ども手当に
重点を置く会社も多く、今後もその流れは続くと思われます。
奥さんの社会保険加入については、昨年法改正があり、
週30時間以上働く方に加え、従業員501人以上の会社で
週20時間以上働く方などにも加入対象が広がりました。
（いわゆる106万円の壁）

短期的に見れば、世帯の手取りが減ってしまうため、
奥さんの社会保険加入は慎重にならざるを得ませんが、
長い目で見れば奥さん自身の老齢厚生年金を
増やすことになり、社会保険加入が有利と言えるでしょう。
（傷病手当金もありますし。）

人生100年時代、可能であればフルタイムに近い働き方をして、
厚生年金に加入してほしいなぁ、というのが私の本音です。
（もちろん、男性も含めた働き方の見直しや、
保育園の待機児童問題解決も大事！）

103万円の壁が来年からどう変わるのか？
について、2月10日付静岡新聞夕刊、
「こち女」欄に、実際の手取り額シミュレーションと共に
インタビュー記事を載せて頂きました。
静岡新聞ご購読の皆様、よろしければぜひご覧ください。